ロリコンの魂百まで

これは1月16日のこと。私マサヨシ・カワタカさん・毎日さん・琉球さんの四人で難波オフ。なんだかんだと日本橋巡りも終えてオールナイトカラオケに突入です。部屋に到着して私はすぐトイレへ立ち、帰ってくるとそこには成人向けコミックが三冊並んでいた。こちらがそのブツである。

(↑カワタカさん所から無断で転載サーセン

そうです、あのサプライズが再び?!私の記憶が確かならば誕生日プレゼント企画のはずだった『M(マサヨシ)-1グランプリ』の開催です。ついに第四回目ですか……いつも有難う御座います。死んで詫びます。さて開催前にまずは国歌斉唱。井上陽水さんの『少年時代』の替え歌で『ロリコン時代』です。合言葉は「ロリコンは病気ではない!年の差があるだけだ!」


第一回から第三回のリンクだけ貼っておきます。毎度思うのは何やってんだ俺という虚無感が残る。母さん、生まれてきて御免なさい……。
P.S.御免なさい先生の初コミックス『おませで御免!』がコアマガジンより好評発売中です(←二度目の宣伝乙)
id:lock1124:20070628(第一回M-1グランプリ)
id:lock1124:20080711(第二回M-1グランプリ)
id:lock1124:20090624(第三回M-1グランプリ)
今年も実際の誕生日である6月23日以降に更新しようか考えたけど、まあいいや。


今回のM-1グランプリにエントリーされた3冊をアイウエオ順にてご紹介します。下記の審査項目を簡単に説明すると、「表紙(5段階評価)」「人物画(10段階評価)」「攻略対象(10段階評価)」あとは「その他(最大25点)」を寸評して得点(50点満点)を書いていきます。

 表紙:5点
今更すぎる情報ですが、「いとうのいぢ先生のイラストを漫画で動かせそうな人」を探していた担当編集者の目にとまり、漫画版『灼眼のシャナ』を描いて巷で有名になった作家ですよね。シャナたんハァハァと邪な気持ちで買うもよし!(←私はアニメ専門なので実際に読んだ事さえないけど)
後日談ですが、その『いとうのいぢ』先生と共にPC用ソフト『Flyable Heart』で原画を担当する夢の共演を果たしていたりします。
 人物画:9点
実にけしからん私好みのロリ画である。シャナたんハァハァ(←しつこいですか)。
 攻略対象:10点
収録作品12本中12本です。ショタ成分も多めに含まれているのでソチラでも大満足です。
 その他:22点
使えるか使えないかココが重要なのでオルガポイント(=ヌき所って意味の私の造語)の発表ですが、軽く見積もって4箇所はあるかと思います。見開き1ページ目のカラーイラストだけでも充分オルガに持っていけます。私のレベルに到達すると表紙だけでも充分です(キリッ)。+5点
えっとなになに、2004年7月9日初版発行で2008年7月15日12刷発行か、成人向けコミックで一般向け漫画並の刷りを久々に見た気がする。需要高いなぁ。ちなみに私が持ってるのは初版から4ヶ月後の2004年11月15日4刷発行です。つまりは今回も被り発生でした。+0点
収録作『ご主人様とチャッピー』より、この当時はまだヤンデレブームが来てない頃なのに(ひぐらしはないていた頃だけども)、ヤンデレオーラが漂うヒロイン。しかし主人公へ対する偏愛ではなく、飼い犬(=性的?愛玩動物)をうしなった穴埋めならぬ穴舐めだけの関係性。読み返してみると珍しいパターンで興味深かった。+5点
収録作『恋人以上パパ未満』より、ストーリーがツンデレに深みを持たせた良作でした。その内容はヒロインの母の交際相手が実は自分に好意を寄せていると気付き、相関図的な事を考えてなのか、邪険の目つきで突き放す素振りを見せるヒロイン。しかし主人公の想いはホンモノであった。で何だかんだありましてラストのコマにて「ばかっ」の一言が最高級のデレでした。くぎゅの演技力自体が悪いと言うのではなく、世に出回る名ばかりツンデレキャラに見習ってもらいたい!+5点
『小宮山さんシリーズ』より、軟弱な男子・怠惰な男子・節操の無い先生らを粛清するお話。その名台詞「お脱ぎなさい!わたくしがあなたを立派な男性にしてみせますわ。さあ!お脱ぎなさい!」が最高です。お嬢様系?委員長系?どの気質のカテゴリに属すのか解らないが、小宮山さん系と言っても過言ではない新ジャンルである。+5点
表紙のカバーを取ると『小宮山さんのアメとムチ疑似体験ペェジ』なるモノが隠されているお得感。+1点
当時はまだ、ぷにぷに感ある画風のぷに系も描かれていたようで、さらに触手系も出てくるわで、キャラクターの個性共々に多ジャンルが凝縮した一冊となってて面白いです。現在の主な方向性であるツンデレイズムを極めるも良しですが、色んな可能性がある事にこしたことはなし。+1点

 表紙:5点
今後の活躍に期待を込めた作家買い。裏表紙のデフォルメされた三頭身キャラも可愛らしいし。とくに心を鷲掴みにしたのは帯の「パンツだから恥ずかしくないもん!!」が実に素晴らしい。
 人物画:8点
帯に某アニメの名文句をパロするくらい、下着に対する作家の魂が伝わるほどシワの一筋一筋まで丹精込めていて見応えがある。稀代のパンツ作家である朝木貴行先生に対抗しうる、同じ茜新社からの刺客だ。
 攻略対象:9点
収録作品10本中9本です。そんな殺生な、堂々と小学6年生って書いてるじゃん!と言われてもM-1ルール的には、乳なし芳一の方が理想なのです。正味な話は本人ですら難しい境界線である。
 その他:21点
まずはオルガポイントを発表しますと3箇所ありました。本人が使えるか使えないかだけで高得点の要となるシステムこそTHEマサヨシ-1らしさ。あざーす。+5点
収録作『おなてん』より、ヒロインは可憐な容姿でクラスのアイドル的存在、しかし幼馴染の彼だけが知っている秘密、彼女はこう見えて実は……。オチは書かなくとも作品タイトルで察してくれ。そんなバカ要素を題材に、登場キャラはツンデレ&ショタ要素あり。キャラ萌え度も高く面白かったです。+5点
収録作『宮崎彩子の過剰な愛情』より、ヤンデレのカテゴリのはずだけど多少の違和感がある。目が死んでる方のヤンデレじゃなく瞳に光がある方で、さらに計算高い女という要素がプラスされると、新たなヤンデレ像が出来上がり興味深かったです。簡単に総評するならライトなヤンデレ好きにぴったりな作品です。+3点
収録作『トリオDE大作戦!』より、高貴に振舞うお嬢様萌え〜。九鳳院紫やミナツェペッシュ系のお嬢様像の方です。お嬢様ゆえ上から目線の口調でありながら、お嬢様ゆえ性知識が皆無(←よくある設定)のため、受け身とならざるを得ない状況下がポイント。長いものに巻かれるだけの人生じゃなく、時に支配欲を満たしたいスネオ体質な其処の貴方にお勧めです。しかし貴方の身分相応をわきまえて下さい。ラストは立場逆転のオチが待っておりますので。+5点
収録作『ちぇんじっ』より、ただ単に一人称が「ボク」なだけのボクっ子じゃなく、男勝りボーイッシュな方の『オレっ子』が登場。しかし好きな異性の前だけで女の一面を見せるのが萌えるシチュ。+3点
あとがきの「どもーロリが戦車でやってくる(挨拶)無道叡智です。」がちょいウケた。+0点

 表紙:5点
これもまた作家買いと言ったところか。帯の「FULL・EROで震えろ」も好きだなぁ。
 人物画:9点
第一回M-1グランプリ優勝時と同じく、不動の9点である。
 攻略対象:8点
収録作品11本中9本です。乳がぁ〜乳がぁ〜。ホント線引きが難しい。M-1ルールじゃなきゃあ合格ラインだけども。
 その他:19点
優勝時同様にオルガポイントに変換すれば見積もって1・2箇所程度。ヌくというより愛でるという視点で今まで見て来た感。ダークサイドの作風も多くなったし目線を変えるべきかな。現状の実用性から、+3点
現在では成人向けの誌上で普通に何度も先生を見かけるし、優勝時ほどの衝撃が無い為に大幅な加点が出来ないけどガチで欲しかったのは事実です。当日の難波オフで手に取って中古値まで確認したほどですし、金さえあれば危うくレース発馬後にノーリーズンする事になるところでした。+5点
まずは本編の漫画に入るまでに14枚のカラーイラストが威風堂々と待ち構えている、なんと豪華な前菜なんだ。むしゃむしゃ、メインディッシュ前に腹八分だ。+3点
収録作『廃墟○○研究部』より、まさかの部員の裏切りにより廃墟でレイプされるヒロイン。心の声のふきだしとレイプ目の描写は、人が堕ちてゆく様を解りやすく表現していた。そのレイプ目からふいに観えた景色がとても綺麗な事と、無理やり与えられた性的興奮とあいまって、擬似的な感動を受けたヒロイン。その後日談は20箇所以上もの廃墟巡りを終えたあとであり、その度に綺麗な景観のもとでの合意の青姦にのめり込んでいた模様。ダークサイドなエロゲとして長編で楽しみたいなと思った作品でした。+5点
収録作『あんもにあ噴水実験』より、化学用語をふんだんに比喩としてエロく使用するあたりが、仮にも私ネタハガキ職人からの着眼点で興味深かった。地学で例を挙げるならば、モホロビチッチや地殻やマントルというワードを使えばイヤらしく聞こえてくる件。こういうバカな作品は好き。+3点

では僭越ながら順位の発表です。
3位:『ふる・えろ』41点
2位:『すくーるこんぷれっくす』43点
1位:『少女流幸福攫取論』46点(失格)


さてM-1史上では(初回のまだ確立されてない採点方法だったとはいえ)49点の最高得点を出してる火浦R先生ですが、今回はこういう結果となりました。その49点の採点をよく読み返せば『その他』項目の得点の要は、「このまま出さないつもりなのか」と都市伝説が囁かれたほどの待望の初単行本化かつ、この一冊に収録されている中身の豪華さという衝撃と感動がキーであり、実際のオルガポイント自体は低かったという罠である。本家M-1で例えるなら笑い飯のような存在である。最初に観た時のインパクトが尾を引くため、09年M-1の鳥人ネタのように再び中身で衝撃を起こさないといけないわけで。

改めまして御馳走様でした。いつも美味しく御賞味させて頂いております。もうホントこれ以上はご勘弁下さい。貰い物に対して優劣付ける作業って「お前何様だよ」でしかないのです。「大エロ神ことマサヨシ様だよ」というキャラ付けで誤魔化してるけど、その真実のメンタル面はか弱いのよ。重荷を背負うのに耐えきれずチンコ噛み千切って自殺してるかも知れませんよ。「セルフフェラを失敗しただけじゃん!」というツッコミは無しの方向で。