FULL勃ちイジろう

マサヨシは6月23日を持ちまして二十○歳の誕生日を迎えました。ドンドンパフパフ♪おめでと〜♪何気に6月23日は「ロックの兄さん」って語呂なので好きです。で、宝塚記念オフにて参加者からお祝いに成人向けコミックの山を貰いました。誠に有難う御座います。大事に使わせて頂きます(笑)。どうやらコレには私の知らぬ所で企画が含まれていたようです。題して『第一回M-1グランプリ』の開催です。このMはマサヨシのMのようですね。M-1じゃなくてエロ-1でも良さげだね。
その趣旨は、いかに私マサヨシのハートを理解し私の好みをガッチリ掴んだ漫画を提供できるかを試す企画のようですね。そして私はプレゼントと銘打たれてエントリーされた各成人コミックらを読んで吟味してもらい順位付けを行ってくれと指示を受けました。当方は誰がどの本を買ったのか知らされておらず、まぁとにかく実際に読んでみて率直な感想を描いていくだけであります。ていうか、参加者以外はこんな長〜い訳のわからん批評文を読んでいっても辛いだけだぞ。書き手の構成がきついな(苦笑)。


では今回の採点基準を紹介しておきますと、まず第一に表紙を重要します。何故ならばエロ本探しは本棚に整頓された背表紙を目で追う行為から始まりますから。あの厚さ約2cmに描かれた、タイトル・絵・作者を情報源に探すだけ。気に留まれば手に取り、表紙・裏表紙・帯を見て判断を下すわけです。昔は試し読みが出来る環境が無くビニールの袋で包装されているのが当たり前ですから、その経験のせいで表紙にそそられる物があるかどうかが重要になりますね。PCゲーを探してる時もそうですが、蓋を開けるまで解らない宝探し感が良いのです。いやはや何度も何度もテンプラ作品(表紙が良いだけの見掛け倒し)を掴まされましたよ(苦笑)。なかなか埋蔵金は掘れないものですね。
そして次の採点項目は中身の話ですが、攻略対象の人物画です。簡単に言えば顔としておきましょう。絵の好みなんて十人十色なのでココを狙い打つのは実に難しいですよね。せっかく私の真意をついてくる作品を用意するものの絵の好みが違えば意味が無い。
次の採点項目は私好みの攻略対象の作品が何本収録されているかです。今回はマサヨシ-1グランプリなのでとくに私の真意をついているかが重要です。一応それを重視するので甘い採点とします。実際には一冊に2・3回程度で終わりますから。あとは厳選した狙い定めたページにいかにオルガを合わせるかだけです(笑)。
最後の採点項目はその他として気に入った要素があれば加点を入れていきます。本当ならば採点項目なんて属性やら設定など色々とありますから。


では以上を踏まえてM-1グランプリにエントリーされた9冊の『タイトル』(作者名)をアイウエオ順に紹介し、今回の審査項目「表紙(5段階評価)」「人物画(10段階評価)」「攻略対象(10段階評価)」あとは「その他(最大25点)」を寸評して得点(50点満点)を書いていきます。

 表紙:3点
私ならば作者名で手に取る一品です。何故なら先生の画風が好みであるからです。いとうえい先生の単行本は計4冊持っています。しかしこのホットミルクコミックスを購入していないのは、以前の松文館時代みたいなロリ系を描かなくなったと存じているためです。本誌の裏表紙を見ても私の求めるロリ作品は無いと窺えるので買わずでした。なので3点としておきます。
 人物画:8点
先ほど書いたとおり絵は好きであります。昔と変わってしまったのが減点とします。
 攻略対象:5点
収録作品9本中2本が妹系という事で合格、しかし他は姉・先輩・OL・女医と私の真意をついていない。今回の審査条件から言うと2点とします。しかし2点にしておくには勿体無い作品集なので、ぶっちゃけ他の作品も問題無いためメイドと先輩とふたなりの話も含むと特別に+3点。
 その他:15点
私の愛読するコアマガジン誌からのチョイスは博打である。もしも本人がすでに購入していたら負けですからね。しかも当日記で「コアマガジン」or「いとうえい」で日記内検索とかければ3件出ました(笑)。あえて本誌を選んだ狙い目は凄いと思います。+5点。
次に作品中からは修道女という属性がツボ。穢れ無きイメージは重要なファクターです。+5点。
他には寝ている時のイタズラという設定も良いです。これぞ背徳の世界です。+5点。

 表紙:4点
すでに基盤の出来ているたまちゆき先生の新刊とあらば、それだけで買い条件です。しかし茜新社の発行となると愛読している某商業誌の掲載分から数点すでに読んでいるのは私的に痛い。新鮮味が欲しいのは正直なところ。表紙から入る情報からは作家買いで5点としてそこから上記の理由で−1点としました。
 人物画:9点
昔から好きな画風です。ていうか先生ってば通算12冊目になるんですね。あとがきを読んでビックリ。意外と長い経歴なのね。
 攻略対象:10点
収録作品10本中10本です。最初に掲げた採点基準の甘さを除いて、厳選なるオルガポイントに変換しても見積もって3箇所ほどあるので、その他の項目で加点を入れます。
 その他:18点
オルガポイント3箇所の割合ならば、普通に当たり本だと言えます。+5点。
もしも私が5・6月中に一回でも日本橋へ行ってたら即アウトです。新刊じゃなければ私が先に購入していたことでしょう。という事はリアルに欲しかったという事ですね。+5点。
収録作品からは描き下ろしの「秘密の〜シリーズ」はファン心理をくすぐるので好印象。+5点。
全体的に見ても色んな属性・設定を用意されているので満腹度は高いですね。+3点。
計18点としておきます。

  • 『スキャンダラスガール』(ハッチ)

 表紙:2点
裏表紙に写る登場キャラの見た目が私好みから外れています。そして作者も知らない。買える要素が少ないです。
 人物画:5点
開いてみると意外と可愛かったので表紙より好印象に6点。しかし男性キャラがしつこい顔をしていて萎えるため−1点。
 攻略対象:8点
収録作品10本中8本です。裏表紙のモデルのうち私好みじゃないサブキャラ二人の話を消しました。
 その他:5点
中身はシナリオがカバーしていてポイント高い、10話完結ながら続きが読みたい衝動に駆られる話ではありました。世間様は近親相姦の純愛を不純と呼ぶが、それも一つの愛の形だといえます。事実この世の中にも世間体を気にして隠し続けてる禁断のカップルは居るだろう。+5点。

  • 『火浦係数ハコニハウチュウ』(火浦R)

 表紙:5点
火浦R先生は昔から存じております。もちろん先生の絵は私好みである。帯の初単行本という言葉にも目が向かう。買い要素は揃っています。
 人物画9点
繊細なタッチだから華奢な少女を描いたら天下一品なんだよな。ていうか昔と比べると月とスッポンなんだけどね(笑)。本誌のプロフィール欄によると商業誌デビューは99年「comic瑠璃姫Vol.1」って書いてある。あれ?確かまだ持ってたような気がする。うわ!俺の持ってるのは99年Vol.2じゃねぇか。くそ〜、デビュー作の保管を逃した。最悪だ。もし持ってたらレア度高いんじゃねえか?かさばる雑誌を捨てずに保管する時は、もう一度読み返したときにオーガズムポイントが復活するかどうかを基準に残してた自分が情けない。ま、後悔先に立たず。この瑠璃姫Vol.2を引っ張り出して読み返したけど、「サイケデリック・マリー」懐かしいな〜。
 攻略対象:10点
収録作品8本中8本です。全部読んだことの無い作品ばかりで新鮮でした。そのうえ先生自身が厳選なさっているので文句の付けようがない。そりゃあ先生と私の根本は繋がっていて属性なら同じですが、しかし感性が違うのは仕様が無い話なので、ぶっちゃけ本誌掲載分で私のオルガポイントは2箇所のみです。
 その他:25点
「マジっすか?!火浦R先生の単行本じゃないか!」まず出てくる率直な感想はコレである。あれだけ拒んできた先生が初めて出すのだから奇跡と呼ぶしかない。素でビックリしましたよ。そのうえご本人によるベストセレクト。描き足し・書き下ろし・カラーも豊富な愛蔵本とあらば非の打ちどころが無い。そんな背景まで含めてコレを選択したのならばソムリエである。+10点。
ほとんどは上記に集約されてますが、つまりは見つけていれば必ず買っていた本です。ガチで欲しかったです。+5点。
収録作品からは滅多に無い先生のメガネっ子キャラの作品があるのがレア度高いです。ていうか一回も見た記憶が無い。メガネっ子キャラ押しじゃなく初めて先生のメガネキャラを拝めたことに。+5点。
それにしても充実過ぎる内容量だよ。インタビューも載ってるわ。カラーも充実してるわ。同人誌で発表された作品まで収録されてるわでレベル高いな。+5点。

  • 『膨らみ始めたエッチな年頃』(Low)

 表紙:3点
まずはタイトルに惹かれ背表紙の絵から手に取ってみるだろう。次に表紙のモデルの子を吟味する。するとテンプラ本のにがいがプンプンするんだよな。ムーグコミックスには『盲妹(あやせまい先生)』で失敗談があるため、私からは手が出せない。まぁ裏表紙のモデルの子を見る限りでは4点。しかし表紙のみで中身に力が入ってないと推察できるので−1点。
 人物画:1点
案の定である。今回はエロ重視の評価なので作画崩壊でも目を瞑りたいのだが、あまりに顔のパーツのバランスの悪さは厳しい。表紙モデルと収録作品一部のみを採点すると6点。そこから−5点としておきます。
 攻略対象:10点
収録作品10本中10本です。王道の萌え要素は全部詰め込んであるのでボリューム感があります。
 その他:3点
猫の擬人化・双子・ツインテールなど王道路線は揃っています。中でも幼馴染作品を献身的とツンデレの2パターン用意しているのはナイス。+3点。

 表紙:0点
率直な意見は胸がデカすぎる。下手をすれば手に取ることさえないと思われる。しかし作者の本来の作風を存じているだけに、ひとえに見送る事も出来ない。今回の重要視する採点基準でなければ0点なんて妥当ではない。
 人物画:8点
表紙と評価が違って高っ!何故ならば中身は私が求める「ぷに」さを一番に出ているからです。世にあまり知られていないけど、現在はジャンル「ロリ」から「ぷに」という派生が生まれているのです。俗に言う「ぷに」とはびんちょうタンのようなキャラを思い浮かべて頂ければ解ります。と、その道に流通しない人には要らぬ知識を植えつけてみた(笑)。
 攻略対象:6点
収録作品10本中5本です。最初のカラーイラスト4枚中2枚も合格のため+1点とします。PCゲープレイヤーのため一枚絵も重要視されます。
 その他:19点
あとがきを見てビックリ。あれ?たこりーな画伯先生ってまだ単行本出してなかったのね。てっきり松文館から出ているのかと思っていました。あぁそうか、アンソロジーの作家ってイメージが強いといえば強いか。3年前から注目してた先生だし興味深さでいえば+5点。
先生はコメディ系を書かせたらピカイチで、実にくだらなく馬鹿馬鹿しいものが多い。ネームの構成力は実に私も投稿者として見習いたいほどです。見応えなのはスムーズに持っていくからH展開が早いのなんのって。今回の収録作品には純愛系が無いせいかキスシーンを一切入れていない徹底振りも流石です。先生らしさが詰まっていて+5点。
「美少女戦士えこのミン」がぶっ飛んでいて最高に面白かったです。+3点。
オルガポイントは残念ながら0箇所ですが、それでも中身でカバーしていて当たりを引いた気分であります。しかし私の手で買えたかどうか微妙なのでかなりの掘り出し物だといえます。+3点。
ていうかむしろコレはロリ属性の無い人にもオススメしたい作品集である。+3点。

 表紙:5点
普通にいけば5点です。発行元が茜新社でありまがら私は一度も緋鍵龍彦先生の作品を拝見しておらず不安になる。表紙の出来の良さだけを見ると長年つちかった経験という恐怖が脳裏によぎり、「これもテンプラ本じゃねぇのか?」と疑いの目を向けてしまいます。しかし帯に助けられました。イラストレーターたかみち先生の太鼓判付きとあらば興味が湧きます。ま、念のために買ってみるかという思いに駆られる。
 人物画:9点
ロリとぷにの使い分けも出来ていてレベル高いですね。二つ楽しめてお得です。
 攻略対象:10点
収録作品12本中12本です。カラーイラスト含めて完璧です。
 その他:23点
オルガポイントが3箇所あり普通に当たり本です。+5点。
しかも知らぬ作家からの掘り出し物となるとその喜びは2倍。+5点。
収録作品2つ目・3つ目がかなりの秀作で、デッサン力が非常に高く実に見やすい。シナリオも純愛モノとして完成度が高く、オプションにスモックという高度なフェチズムを用意している。+5点。
カラーページの塗りの綺麗さも高く評価出来ます。それを活かした「金髪ロング髪コキ」なんて最強のフェチズムだと思われる。これは最初に抱いた思惑とは裏腹にかなりレベル高いコミックなのでワクワクしてきました。+5点。
デビュー時の作品もこの一冊にまとめられて、月とスッポンさの大きく見えます。しかし逆を言えばこの成長の早さから今後の期待が膨らむ作家さんです。今後注目したいので。+3点。
ていうかココでまた25点満点を出すとややこしくなるし(笑)。

 表紙:5点
モデルの子はドンピシャ。あらすじを読んでみると、何やら性教育を題材にした作品のようである。全体的には純愛モノとハートフルストーリーで構成されているようで私の好きなジャンルです。やぶうち先生の新刊とあらば興味深いものもあります。ていうか先生、知らぬ間に画力がグンと上がってるな・・・。
 人物画:10点
反則なほどにドンピシャ。ていうかその通り少女漫画じゃあ反則だし(笑)。成人コミックのレースだっちゅうに。なんで2歳馬が出走してんだよ。
 攻略対象:0点
え〜と・・・攻略しちゃあイカンだろ(苦笑)。私にとって少女漫画は神聖なるモノなので、そういう目で見るわけにはいかない。
 その他:15点
少女のピュアな部分がよく表現されていて、私の求めている真意には一番近い。これぞ、やぶうちワールドの真骨頂ですよ。+5点。
性教育優良図書と銘打つくらいなので完成度は高い。しかし今更に何故俺が性教育の勉強をしているのかというジレンマ。+5点。
先生の作品の「水色時代」が私の青春時代と重なっていて昔を思い出します。姉貴経由で原作も読んだことがあるし、当時は生理という言葉にドキドキした記憶が鮮明にあります。アニメの「エッチしたい?」発言にもドキドキしました。ぶっちゃけすでにエロ本なんて読んでるのにピュアだな俺と思う。所詮当時の俺たちは桂正和先生の作品に興奮してた悲しい生き物なんだよ(笑)。それが男って生き物さ。知らぬところで女子は一歩も二歩も先を進んでいたのですね。そんな私の水色時代な背景を含め。+5点。

 表紙:5点
かなり好みの絵です。だって自らの手で買っちゃったほどだもん。うん、スズカ君、被っちゃったね。競走除外だね。
 人物画:8点
中身は8点くらいにとどまりました。表紙ほどではなかったって事で。
 攻略対象:5点
これも『キスより大切』と同じく難しい、収録作品12本中一応5本としておこう。
 その他:13点
純粋なるロリが居ないのは確かに残念だが、キャラの可愛らしさがカバーしているので別に問題無い。+5点。
全体的に萌え語がチラホラ見れて良かった。とくに「死にたくないでしゅう〜」は秀逸である。+5点。
正味な話で私はラブコメ系が好きです。読み手に笑みがこぼれる位が丁度良い。+3点。


さて順位の発表です。
競走除外:『Precious』 31点
第8位:『膨らみ始めたエッチな年頃』 17点
第7位:『スキャンダラスガール』 20点
第6位:『ないしょのつぼみ』 30点
第5位:『キスより大切』 31点
第4位:『ぷっくりおんなのこ弁当』 33点
第3位:『華奢なカラダ』 41点
第2位:『ぷらいまり』 47点
第1位:『火浦係数ハコニハウチュウ』 49点
こんな感じとなりました。後は順位に対してポイント制で次回へ繋げるなり主催者にお任せします。
個人的には緋鍵龍彦先生が一番の掘り出しものかと思います。1位と3位は間違いなく自分で買っていたと思います。
色々と本当に有難う御座います。充実した夜を過ごせそうです(笑)。